「炭水化物抜きダイエット」今すぐやめるべき?
炭水化物抜きダイエットとは
炭水化物抜きダイエットとは、言葉の通り、炭水化物を摂らないダイエットをすることです。
“痩せたいから炭水化物を抜く”。
痩せたい人にとって「炭水化物=敵」として考えている方が多く、すっかりこのダイエット法が浸透してしまっています。
しかし、炭水化物を抜くダイエットは果たして身体に悪影響はないのか?
本当に効果があるのか?
そもそも炭水化物を摂取しても良いのでは??など
誰しもが勘違いしやすい炭水化物抜きダイエットについて深堀りしています。
炭水化物抜きダイエットは危険?
結論から言うと、炭水化物抜きダイエットはオススメしません。
確かに、炭水化物を抜くことで短期間で体重を減らすことはできますが、
その状態を長期間維持することは難しく、かえって太りやすい体質になるからです。
さらに、炭水化物を抜いてしまうと、エネルギーが十分に補給されずに、体がふらつきやすくなったりやる気が起こらなくなったりもします。
炭水化物を抜くとどうなる?
上記で軽く触れましたが、炭水化物を全く食べないのはあまり意味がなく、決して健康とは言えません。
炭水化物抜きダイエットをすることで体に及ぼす影響を以下に記載しています。
①血糖値が低下し、めまいやふらつきが起きやすい
炭水化物は三大栄養素の一つとして位置づけられており、身体をつくるためには欠かせない栄養素です。
本来体が必要とする炭水化物を十分に摂取していないと、反動として頭痛・めまい・ふらつき・思考力の低下など心身の不調が起こりやすいです。
②便秘になりやすくなる
炭水化物には食物繊維も含まれます。炭水化物だからといって摂取を控えると、整腸作用のある食物繊維まで不足してしまいます。よって、便秘を起こしやすくなります。
また、炭水化物には水分が含まれているので、体の水分不足も招きやすいです。
水分不足によって便が固くなって便秘を引き起こす場合があります。
☆炭水化物を抜きたい人はどうしてもお米を避けがちですが、
茶碗1杯(お米150g)あたりに食物繊維は0.5gも含まれていて、貴重な食物繊維源となります。
③太りやすい体質になる
エネルギー不足になると、飢餓状態になり普段よりも余分に脂肪を溜め込もうとします。
そのため、少量の食事でも太りやすく、またリバウンドしやすい体質になるのです。
脂肪を燃焼させるためには筋肉が必要になるのですが、エネルギー不足になると、筋肉を分解してエネルギーを蓄えようとします。
そのため、脂肪を燃焼させる力が弱くなってしまいます。
筋肉量が減ると体脂肪率も増えるので、体型を維持することも難しいです。
痩せたい人必見!おすすめの食事
以上のことから、炭水化物を「完全に抜く」ダイエットはおすすめしません。
ダイエットをしたい人、どうしても炭水化物を摂取したくない人におすすめの食事を以下に挙げていますので、是非毎日の食生活に取り入れてみてください。
最低1食は主食を取り入れる
1食のみ炭水化物を抜くだけでも十分に減量効果は期待できます。
決して3食とも主食を抜くことはないようにしましょう。
☆ちなみに・・・
お米は、玄米・大麦・雑穀米など精製度の低いものに食物繊維が多く含まれています。
食べるときの1つの目安にしていただければ幸いです。
タンパク質を多く摂る
タンパク質を多めに摂り、体にエネルギーをつけましょう。
また、タンパク質は三大栄養素の中で一番脂肪に変わりにくいので、積極的に摂取したい栄養素です。
野菜やきのこなどから食物繊維をとる
満腹感を得られやすい食物繊維を多く摂取しましょう。
食物繊維の摂取は便秘の予防にも繋がります。
レタスやきのこなどに多く含まれています。
炭水化物を取り入れた食生活を!
いかがでしたか?
炭水化物は体にとって必要不可欠で大切な栄養素です。
きちんと炭水化物を取り入れた食生活を送りましょう。