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食物繊維は2タイプある?あなたのお悩みにぴったりなのは…

2018.11.14

からだに嬉しい食物繊維。実は2タイプあるってご存知ですか?

大切なのは、自分に合った食物繊維を知ること

最近、コンビニやスーパーで売っている食べ物に「食物繊維●g配合」と書いてあるのをよく見かけますよね。

健康ブームとともに一般的になった「食物繊維」=「身体に良い」という考え。
でも、どんな風に身体に良いのかと聞かれると、ちょっと難しいような…。

実は食物繊維には≪水溶性≫≪不溶性≫の2種類あり、その2つの働きはまったく異なっているのです!

その違いを知って、より自分のからだに合った食物繊維を摂っていきましょう!

≪水溶性≫食物繊維について

コレステロール・血糖値にはこれ!≪水溶性≫食物繊維


皆さん気になるコレステロールや血糖値。
健康診断でも少しドキドキしながら見るところですよね。

できれば薬には頼らず、食事で改善したいと思っている方も多いのではないでしょうか?

そんなあなたに必要なのは≪水溶性≫の食物繊維です!

身体の中でどんな風に働くの?

水溶性食物繊維は血中のコレステロールを抱き込んで排出したり、

糖質の吸収を緩やかにして食後血糖値の急激な上昇を食い止めたりしてくれます。

食事の際は野菜から食べると良い、と聞くのはここからきているんですね。

ほかにも、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整える働きもありますよ!

何に含まれているの?

水溶性食物繊維は、海藻やきのこ、こんにゃくなどに多く含まれています。

ひじきや寒天、海苔、わかめ、もずくなどは普段の食生活にも取り入れやすそうですね。

野菜の中ではオクラ、里芋、長芋がおすすめです。

少し手に入れにくいかもしれませんが、菊芋も水溶性食物繊維が
たっぷり含まれていることで話題になっていました!

≪不溶性≫食物繊維について

お通じ改善にはこれ!≪不溶性≫食物繊維

食物繊維といえばお通じ改善、というイメージがなんとなくありませんでしたか?

それは≪不溶性≫食物繊維の働きなんです!

身体の中でどんな風に働くの?

不溶性食物繊維は水分を吸収してふくらみ、腸を刺激して便通を良くしてくれるので腸内環境を整えることができます。

大腸がんの予防効果もあるので、ぜひ食生活に取り入れたいですね。

何に含まれているの?

不溶性食物繊維は、野菜や穀物、豆類に多く含まれています。

野菜の中ではごぼう、モロヘイヤ、ブロッコリー、ほうれん草、たけのこがおすすめです。

ごぼうは水溶性の食物繊維も含んでいるので、ぜひぜひ取り入れたい食材です。

大麦や雑穀米も、普段のご飯に混ぜることができるので続けやすそうですよね!

豆類と言われるとピンとこないかもしれませんが、大豆なら豆腐や枝豆として
食生活に取り入れやすいのではないのでしょうか?

さいごに

なによりもバランスが大切

食物繊維の2つの種類を紹介してきましたが、理想のバランスは「水溶性1:不溶性2」と言われています。

毎日摂りたい食物繊維ですが、意識しなければバランスよく食べるのは難しそうですね。

とくに不溶性食物繊維よりも水溶性食物繊維が不足しがちと言われています。

「どうしても毎日食事でとるのはきびしいな…」と思ったら、薬局や通販にあるような食物繊維を多く含む商品に頼るのも良いかもしれません。

自分の身体の状態に合わせて、食生活にプラスして上手に取り入れていきましょう!

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